風邪(その4)
患者:女性(60歳)
平成7年12月2日初診
平成7年12月2日初診
数年前より風邪をひきやすく、又、風邪がぬけきらず、息切れがし、乾燥すると胸がおかしい。頭がボーッとして耳鳴がする。汗をかきやすい。口唇が乾燥し、口が渇く。肩が凝り、腰がだるく左膝関節が痛む。手足がほてる。便秘でセンナ、大黄を服用している。5年くらい前より体重が増え、152センチ、60キロで、心臓肥大を指摘されている。臍下や背中に冷えを触知し、顔や手足がむくんでいるが、口唇がかさつき赤みがある。
肝臓部を叩くとかなりの痛みがある。
センナ、大黄にて体を冷やしてしまっているから風邪が治りにくい事を説明し、中止するとともに体を冷やすものを制限し、水分を過剰に摂取しない様に指示する。
真武湯エキス顆粒を一日一回服用すると共に、炙甘草湯エキス顆粒を一日二回服用する事とする。甘草乾姜湯を兼用する。
12月16日受診
センナ、大黄でなくても便が何とか出ている。体重が減ってきて、体が軽く、気分が良い。頭がすっきりして、耳鳴が無い。腰や膝も楽である。
風邪けは相変わらずである。同じ処方を続ける。
平成8年4月6日受診
5キロ痩せた。顔がすっきりしてきた。同じ処方を続ける。
7月4日受診
体重が52キロになった。同処方を続ける。
平成9年2月1日受診
体重が49キロ、検診にて心肥大がなくなったと言われたとの事。