漢方薬の形状
内服薬と外用薬
- 内服薬
- 湯液
- 生薬を煎じて服用 ⇒ 葛根湯
煎じることにより生薬同志の相互作用が働き、成分抽出に影響を与え薬効を高める。
- ※例外
生薬を熱湯に浸して振り出して服用 ⇒ 三黄瀉心湯
(緊急に気を下げ、血を止める目的)
- 散薬
- 生薬を粉末にして服用 ⇒ 当帰芍薬散
生薬の揮発性、芳香性成分を保持するため
- 丸薬
- 粉末にした生薬をハチミツで丸めて服用 ⇒ 八味地黄丸
徐放性とし、マイルドに効かす目的
現在は多くの薬方がエキス顆粒とされ、簡単に使用できるようになっています。
しかし、エキス顆粒を投与していて効き目が思わしくない時、本来の湯液や散剤・丸剤の形で投与するとシャープに効いてくる時があります。ケースバイケースで上手く使い分け利用する必要があると言えるでしょう。
- 外用薬
- 軟膏
- 紫雲膏、中黄膏
- 撒布薬
- 伯州散(外科倒し)
- 洗滌薬
- 忘憂湯(甘草湯)
- 罨法薬
漢方薬の命名法
漢方薬の命名法には以下のような特徴があります。
- 主薬(君薬)となる生薬の名をつけたもの
- 人参湯(人参、甘草、白朮、乾姜)
身体を温め、胃腸機能を促進させ、体に力をつける。(人参の作用)
- 処方内容を全部あらわしたもの
- 甘草乾姜湯(甘草、乾姜) ⇒ 温裏剤
- 薬の作用や効果でつけたもの
- 補中益気湯 ⇒ 中焦を補い気を増す
- 平胃散 ⇒ 胃の病邪を平らげる
- 瀉心湯 ⇒ 心の熱を瀉す