漢方医学における治療薬方は、防衛剤と攻撃剤とに大まかに分類することができます。このセクションでは主に攻撃剤について説明します。
(防衛剤については「漢方治療について‐防衛剤‐」を参照)
攻撃剤とはいわゆる陽病に使用される薬方で、汗・下・中和・駆於血して積極的に受けた、病邪(ストレス)を排除しようと働きかける薬方です。
攻撃剤は現代医学の解熱鎮痛剤・消炎剤などに相当しますが、現代医学にない独特の概念に基づいて解表・瀉下・解毒・中和・駆於血を行い、現代医学では得られない治病効果を上げることができます。
攻撃剤はごく大雑把には熱とりの薬と言えますが、治病効果が期待できる反面、攻撃的治療が生体に強すぎれば代謝を下げ裏寒に陥らせたり、身体の力を奪って脾胃を虚させてしまうことがあります。
攻撃剤の使用に際しては、漢方治療の治療原則を念頭において治療を行う必要があります。
※於は病垂がつきます
杏林ワコー薬局 伊藤康雄氏の分類