漢方だより

身体を温める工夫をしよう

身体を温めるには…

人間の身体は温めれば臓器機能が良くなり、自然治癒力が最大限に発揮されたいていの病気は治るようになっています。
火傷や急性虫垂炎などごく一部の病気は例外ですが、風邪はもちろんのことガンでさえも温熱療法が効果を収めるのです。
花粉症の目の痒さ、鼻水などにも効果があります。お試しあれ。

身体を温める食事を心がける

暖かいご飯にみそ汁が一番。
冷たい飲み物ばかりでなく、生野菜、果物、ジュース、甘いもの、牛乳、ヨーグルトは陰性食品といって身体を冷やす性質があります。少量にとどめてくださいね。

身体を冷やさない衣服の工夫をする

頭寒足熱と昔から言います。
足を冷やさないように5本指の靴下の重ね履きをしたり、靴を工夫したり、下半身を冷やさないようにズボンにしたり、ズボン下をはいたりとご自分の身体に聞きながらいろいろ工夫してみてください。
足湯、湯たんぽ、カイロ、ヘアードライヤー、焼き塩で温める等…

心が冷えれば身体も冷えます。
心を温かくするのが治療への早道。

焼き塩のやり方

  1. 塩(1kg)をフライパンで熱くなるまで炒める。

  2. 木綿か麻の布に入れ、タオルで包む。
  3. 布団に入り足腰、背中、腹をまず十分に温めてから後頭部、首、のど、胸、眼、鼻、額と移る。
    目の痒さ、鼻つまり、鼻水にも効果抜群です。

注意

  • 電子レンジで小豆などを温めて行う簡便法もありますが、電子レンジは分子の運動を強制的に活発にするため、熱くなっただけでエネルギーは付加されていません。
    火で炒めるのが一番良いのです。
  • 塩は古来から邪気を払う効果があると言われ、最近ではマイナスイオンを出すので身体によいと言われています。
    使用した塩は何度でも使えますので経済的です。

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